翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻61-63 - 翻刻

本草図譜. 巻61-63 - ページ 48

ページ: 48

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【右丁】 そばの木   《割書:和名鈔》 そはくり このみ《割書:越|後》  ふなの木 しろぶな《割書:甲|州》 ビラニ《割書:蝦|夷》 ふんなくり きそば 【左丁】 越前越後松前其外諸国 寒地(かんち)に多く大樹あり葉は中(なか) 央(は)広く本末尖り周り雲頭(うんとう)の如く春月葉の間に花あり 赤楊(せきやう)《割書:はん|のき》に似たり後実を結ひ小毬をなし熟すれは四裂(しれつ)し て一毬二子あり形 《振り仮名:■|しん》#1《割書:はし|はみ》に似て三尖あり又 蕎麦(そは)の形に似 て大なり秋月採りて食す味ひ栗(くり)の如し或は実より油を 搾(しほ)る材を焚木(たきき)となす炭に焚ときは四方へ飛ふ諸国に て此材 椀(わん)杓子(しやくし)に作る又此木に生する菌をふなたけと 云大に毒あり宗奭(さうせき)の説に湖北一種 施栗(せんりつあり)頗(すこふる)円末尖即 《振り仮名:■栗|しんりつ》#2《振り仮名:■子|しんしの》#3形也(かたちなり)と云恐くは此ならんか