翻刻
尊慮康被思召可被下候頃日も
御飛脚差立候節義は申上候扨
此元之義頃日書状ニて申上候通り
江戸中粮物払底之由ニて米直段
町相場は金一両ニ壱斗七八升ニ相成候
小売も百文ニ弐三合ニ相成り申候夫レも
五六日以前は売候者無御坐候余計
所持仕候者も運置申候而一向出シ
不申候処二三日已前ゟ騒動出来
仕申候右之通ニて高直ニ相成り
中ゟ以下は金を持候而も飢ニ及候由ニ而
追〻御救米願も仕候由ニて御坐候へ共
公義ゟも御取揚無御坐手札と
やら御渡シニ相成候而夫迄以壱人前ニ
一日ニ弐合宛とやら米屋〳〵ゟ売
申候様被仰付候由御座候直段は
相対之極ニ被仰付評判ニ御坐候
右之通りニて御座候へは中〻買出