翻刻
不申候最早飢ゟはと心得候而
大勢泥坊共徒党いたし先最
初は米屋〳〵ニ入込かけや其外色〻
道具を以戸障子は勿論其外
諸道具不残打崩申候米其外
俵物は皆〻外へ投出不残切くつし
二階之窓はかけやいを以一打ニ
崩シ衣類なと入居候長持其外
何も角も窓ゟ下に投落シ下ニは
かつ〳〵切崩引さき申候而捨申候
其外帳面等泥ニふみ込何もケも
仕舞申候始は米屋ゟ始候処其
後両替屋其外大物之分は不残
打崩間には何屋二かきらず片端ゟ
打潰申候所も御坐候纔ニ一日二日
之間ニ弐三百軒打崩申候様子ニ
御坐候昼夜馳廻夜は鐘太鼓
ニて相図を以打寄り申候初は打崩候