翻刻
大地震末代噺種
【上段】
○長町裏借家損じ家
数知らず
○玉造二軒茶屋一丁斗
東の人家大くつれその
近辺東西南北損じ数
しらず
○天王寺《ルビ:太鼓堂|たいこだう》くづれ
亀井の水の屋かた崩る
其余境内の諸堂《ルビ:悉|こと〳〵》く
大そんじ五重の塔も
少しかたぶく
【挿絵内文字】
天王寺
境内
の図
【下段】
○下寺町大れん寺高塀
崩れ本堂《ルビ:庫裏|くり》少々の
破損あり
○御蔵跡人家四五軒倒ル
○寺町通り寺町少々づゝ
いたみ《ルビ:浮|うか》む《ルビ:瀬辺|せへん》《ルビ:遊行寺|ゆぎやうでら》
末にまん近辺大いたみ
《ルビ:住居|すまい》ならす
○生玉 《ルビ:神主屋敷|かんぬしやしき》少々
そんじあり
○長町《ルビ:毘沙門|びしやもん》の大鳥居
《ルビ:倒|たお》れる
○住𠮷石燈篭七八分通
《ルビ:倒|こけ》る末社少々づゝ損じ
本社《ルビ:別条|べつでう》なし