翻刻
大地震末代噺種
○今里人家十五軒ばかり
倒れる其余はそん《ルビ:多|おゝ》し
○今宮戎の社広田の社
とも少々づゝ損じ
○《ルビ:稗嶋|へじま》村大ゆりにて家
三四分通り倒れるけが
死人は格別ねし
○天下茶屋塀崩る都て
今宮より《ルビ:新家勝間等|しんげこつまとう》
すみよし迄の人家合
三十軒ばかり《ルビ:倒|たふ》れ破損
する家其数を知らず
○木津大黒の社は《ルビ:破損|はそん》少々
あれ《ルビ:共|ども》神の《ルビ:奇特|きどく》にや《ルビ:無難|ぶなん》
人家十二三軒《ルビ:倒|こけ》る
【下段】
玉造の
観音寺
本堂倒ル
○中寺町《ルビ:当麻寺|たへまじ》《ルビ:掛所|かけしよ》の門
大そんじ
○同《ルビ:隣寺|りんじ》の本堂損じ
○下寺町源正寺の門損じ
○同《ルビ:浄国寺|じやうこくじ》本堂崩る
○寺町寺々の《ルビ:墓所|はかしよ》の
《ルビ:石碑|せきひ》八九分こける
○道頓ぼり《ルビ:芝居|しばい》小屋《ルビ:少々|しやう〳〵》
づゝの損じあり