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コレクション: STAGE8

大地震大津浪末代噺種 (二編 全) - 翻刻

大地震大津浪末代噺種 (二編 全) - ページ 20

ページ: 20

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江戸吉原おいらん詞 【上段】 ヲヤばから   車の音で   しいねイ  びつくりする人 もつときつく  大道の    おしよ   置巨燵    ほんとうかへ  吉州の          うわさ ヲヤ      門前へ  はいつたよ   大船 むねがどき〳〵 つなみの     するよ  うわさ モウ      ふねうる  およしよ    さうだん しんに     《ルビ:無難|ぶなん》な   うれしいね   借家 はづかしい    はたかで風呂     ねイ    飛で出る人 おほきいねイ   此たひの            つなみ はやくお出よ   《ルビ:破損|はそ》ンの大工 かわいゝねイ   ちんだいて           逃る人 はやくおしよ   軒へ           つゝはり 【下段】 しづかに     大道の    おしよ    やけ酒 しんに      此たびの   待てゐたよ   おすくひ   ありがたいよ   《ルビ:鹿島|かしま》の            守り ぬしや命     《ルビ:津|つ》なみ    とりだよ   びつくりしたよ  《ルビ:薩摩|さつま》の            新造 おがみんす    《ルビ:助|たす》けぶ《?:ねを》  ごしやうだんす    よぶ人 はやくふいて    かり家の おくれよ        やね もふよして     いつの何時ニゆる     くんな   といふしらせ たんと       此度の   おだしたね    板行屋 ヲヤたんと     西辺の   出ましたよ    そうれい はやくして     破船の    おくれよ    なをし たいそふ     《ルビ:金相場|きんさうば》  おのほりたよ