翻刻
一 銭弐千五百貫文 五ケ所御救小屋え配分 佐内丁 鶴松後見 吉左衛門
一 銭千五百貫文 右同断 青物丁 居酒渡世 讃岐屋久兵衛
一 白米 五升充 居廻り町内壱軒分 万丁 谷口熊五郎
一 南《ルビ:鍛冶|かぢ》丁《ルビ:狩野|かの》屋敷五郎兵衛丁北《ルビ:紺屋|こんや》丁畳丁《ルビ:大根河岸|だいこんがし》《ルビ:常盤|ときは》丁太田屋敷
《ルビ:具足|ぐそく》丁《ルビ:炭|すみ》丁《ルビ:因幡|いなば》丁柳丁《ルビ:材木|ざいもく》丁八丁目《ルビ:河岸|かし》迄《ルビ:焼|やけ》る右之町々《ルビ:土蔵|どざう》一ケ所も残少し
△《ルビ:海賊橋|かいぞくばし》坂本丁《ルビ:牧野|まきの》様上やしき北東方破損九鬼様上屋敷《ルビ:表側|おもてがは》所々大破損也
《ルビ:細|ほそ》川様中やしき破損神田代地《ルビ:崩|くづれ》家あり越中様上屋敷大破損河岸の土蔵五ケ
所《ルビ:潰|つぶ》れ松屋丁《ルビ:高輪新規|たかなわしんき》代地破損崩家なし本八丁堀辺五丁目迄破損河岸辺
《ルビ:物置|ものおき》所《ルビ:石垣|いしがき》等破損金六丁ゟ《ルビ:日比谷|ひゞや》丁の間大破損崩家潰家あり《ルビ:亀嶋|かめじま》丁八丁堀御組
屋敷破損《ルビ:崩家|くづれや》有同年十二月八日夜《ルビ:水谷|みづたに》丁ゟ出火川南方水谷丁四丁目上地丁竹
嶋丁弐丁《ルビ:与作|よさく》やしき《ルビ:地蔵橋|ぢざうばし》辺迄焼此辺《ルビ:野原|のはら》のごとし△同北方《ルビ:茅場|かやば》丁《ルビ:薬師堂|やくしだう》破
損山王社《ルビ:燈籠|とうらう》倒石《ルビ:鳥居|とりゐ》折其外大破損同所裏《ルビ:茅場|かやば》丁大破損半丁余潰家
あり同所《ルビ:河岸通|かしどほり》酒蔵大破損
一 《ルビ:抑|そもそも》江戸《ルビ:両国橋|りやうごくばし》は万治三年初て《ルビ:武総|ぶさう》の《ルビ:境界|けうかい》にかけ渡す所にて長さ
九十六間《ルビ:橋上|きやうしやう》の《ルビ:群集|くんじゆ》常に絶(たへ)ず東西の《ルビ:裾街|きよかい》は《ルビ:繁昌|はんじやう》目を驚かし《ルビ:四時|しいじ》
の遊戯(ゆうげ)つくることなし這回(こたび)安政二卯年十一月廿三日《ルビ:既|すで》に《ルビ:修造|しゅぎ》の功成て
長寿相続の者をゑらび玉ひ渡り初の《ルビ:任|にん》に命ぜらる実にも目出たき
ためしとやいうべからん
あら玉の春は《ルビ:千歳|ちとせ》の
鶴よりも《ルビ:霞|かすみ》の《ルビ:橋|はし》の
わたり《ルビ:初|ぞめ》して
茅場丁 老人小西弥右衛門 八十歳 同人妻六十八才
同人倅 惣兵衛 四十五才 同人妻四十五才
同人孫 三蔵廿六才 同人妻廿三才
一 銭弐千五百貫文 五ケ所へ配分預入 南茅場丁 石橋弥兵衛
△《ルビ:靈岸|れいがん》嶋川口丁《ルビ:靈岸|れいがん》嶋丁長崎丁
白銀丁大破損東《ルビ:湊|みなと》丁越前様大破損
同所越前堀潰家あり