みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE3

安政見聞誌 上 - 翻刻

安政見聞誌 上 - ページ 2

ページ: 2

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   梅屋 悟れか   し これそ  禅機の   無門関 ゆり崩れては  一物も    なし 天災(てんさい)の免(まぬ)かれ難きことは堯舜(きやうしゆん)の御代に九年の洪水(こうすゐ)あり湯(とう)の 時に七年の大旱(ひでり)ありと云へば非常の天災は聖明の御代 とても遁(のが)れ難きこと知りぬべしされば《ルビ:方今|たゞいま》万民大平の 御代の御恩《ルビ:沢|たく》に浴(よく)し《ルビ:往古|むかし》より種〻(さま〴〵)の天災ありて厄(やく)を 蒙り非常(ひめい)に没(ぼつ)したることなど聞といへども只ものゝ本年 代紀のうへ或は老翁(としより)の茶話(ちやのみばなし)とのみおもひ居たるを近 年畿内より東海道相模辺まで地震《ルビ:津嘯|つなみ》の災厄□□□【ありてヵ】 人民おほく死亡(しぼう)せるよしなれども大江戸近くには其□【憂ヵ】 患(れひ)なく諸人《ルビ:快楽安逸|けらくあんいつ》に恒の産(なりはひ)を守りて是はた□□【余所ヵ】