翻刻
右(みぎ)いつれも指声(ゆひこへ)ともに替(かへ)へし
一 拳(けん)相手(あいて)にむかひしとき心(こゝろ)寛々(ゆる〳〵)として
こゑ大小(だいしやう)のなきやうに手の出しかたは
雨(あま)だれ拍子(ひやうし)にて打へし尤五拳 詰(つめ)
の時は手前に四拳取あと一拳の時は
きひしくつめてうつへし
一たとへは向(むかう)二つ出(だ)し五つと云(いゝ)又 此方(こなた)より
三つ出し五つと云(いふ)双方(さうほう)相声(あいこ)なり又向
より二つ出し五つと云 時(とき)手前(てまへ)より一つ
出し三つと云(いふ)か又四つ出しりうといふ
て取(とる)へし
余は是にじゆんじ知へし
一 手(て)の出(だ)しかたは五つを出しまた一つを
出(だ)し又は四つを出し又 無手(むて)を出(だ)し