翻刻
△地打(ぢうち)稽古(けいこ)之事(のこと) 十本をけんぎ
一 組(くみ)といふ
地打には拳木(けんぎ)と
いふて図(づ)の如(こと)きか
【拳木の図】 づとりをこしらへ
をきこれにて
数(かづ)をとりて相互(あいたかひ)に
うちあひ見るへし
△向五本(むかふごほん) 手前(てまへ) 五本ある時是を五分(ごぶ)といふ
△向四本 手前 六本ある時是を四六といふ
△向三本 手前 七本ある時是を七三といふ
△向二本 手前 八本ある時是を二八といふ
△向一本 手前 九本ある時是を一九といふ
△拾本とも皆(みな)とりたる時是を丸(まる)といふなり
一 京都(きやうと)堺(さかい)江戸(ゑど)にてはみな五拳(ごけん)の折詰(をりつめ)と
いふて指(ゆひ)を合(あは)すたひ〳〵にをりこみ四(し)
本(ほん)をりてはらひといふてゆひをみな払(はらひ)
五本めの拳(けん)一本合せかちとなるなり