東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

拳独稽古 - 翻刻

拳独稽古 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

一つき出し一ッあはすを勝(かち)とするはこれ  薩摩拳(さつまけん)といふなり 一拳は興(けう)をもやうすものなれは勝(かつ)  ことはかり手柄(てから)とするにもあらす唯(たゝ)  ゆひのよくわかりとかく綺麗(きれい)にうち  なしてすなほなるを専一(せんいち)とすたとへ  うちたりとてきたなく比(ひ)きやうなるは  はなはた見苦(みくる)しくまた恥(はち)あることなり  扨(さて)拳(けん)にてかけろくろくなどすへて勝負(しやうぶ)  かましき事(こと)はけつして為(す)ましかけ  なとをして打時(うつとき)は自然(しせん)とみくるしき  ゆひいではなはた見にくき物(もの)なり 一 六箇鋪(むつかしき)拳打(けんをうつ)に心得(こゝろへ)之事  上手(しやうず)の拳は出(で)る指(ゆひ)あざやかにして言語(ことば)