東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

拳独稽古 - 翻刻

拳独稽古 - ページ 25

ページ: 25

翻刻

 さはやかにきこへ自然(しぜん)とこゑの調子(てうし)  もよく手前(てまへ)にも打にこゝろせかれ  すしてはなはだうちこゝろよきもの  なりこれは実(じつ)に上手(じやうず)至極(しごく)の拳と  いふへし 一 引手(ひきて)早(はや)く指(ゆひ)分(わかり)かたき拳   この拳ずいぶん高(たか)く上よりうち下(くだ)し   て打(う)つへし 一 引付(ひきつけ)て打(うつ)拳(けん)   此拳は手前(てまへ)よりひかえて打(うち)中(なか)ほとにて   てうしをきはめてこゑのくるはさるやうに   してうつへしこゑをくるはすは悪(わる)るし 一 指(ゆひ)あざやかなれとも手(て)を何方(あち)此方(こち)と  持廻(もちまは)る拳   此拳ははなはたあしき拳なりこれ等(ら)   のけんをうつときは只(たゝ)先(さき)のてうしに付(つき)あ