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コレクション: STAGE8

地震考 全 - 翻刻

地震考 全 - ページ 11

ページ: 11

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○此地震考一冊は予か師涛山先生の考る所にしてこの  頃童蒙婦女或は病者などさま〳〵の虚説にまど  ひておそれおのゝきまた今に小動も止ず此後大震  やあらんと心も安からざれは歴代のためしを挙(アゲ)て其  まとひを解(ト)きこゝろをやすんぜ《?:ゑ》らしむ京師は上古  星霜八十年を経れは知る人すくなし此災異に係(カヽリ)  て命を損し疵をかうふる人数多なり時の災難とは  いへども亦免かたしとも言べからす常に地震多き国  は倉庫家建も其心を用ひ人も平日に心得たれは大-  震といへども圧(アツ)死(シ)すくなし和漢の歴代に記せし地  裂山-崩土-陥島-出涛-起等は皆辺土なり阿含経智度  論などさま〳〵に説て大地皆動くやうに聞えり左に  はあらず初めにいへる如く震は各-処各-気各-動也予  天経或問に拠て一図をまうけて是を明す