翻刻
頃京師地大震而数日不止東隴菴主
人袖小記来而請余題言見其記今古
評説画挙此矣因写仁和年間之徴
以代題言聊塞其責云尓
文政十三年庚寅秋七月
卓堂岸岱 《箱:岸岱》《箱:君鎮》【印記】
地震考 秀峰清玩【上部に蔵書印】
文政十三庚寅年七月二日申の時はかりに大に地|震(フル)ひ出
ておびたゝしくゆり|動(ウゴカ)しけれは洛中の土蔵築地など
大にいたみ|潰(ツブ)れし家居もあり土蔵の潰れしは数多
ありて築地髙塀などは大かた|倒(タフ)れ|怪我(ケガ)せし人も数
多なり昔はありと聞けと近く都の土地にかくはげ
しきはなかりければ人〻驚きおそれてみな〳〵家
を走り出て大路に敷ものしき|仮(カリ)の宿りを何くれと