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コレクション: STAGE8

地震考 全 - 翻刻

地震考 全 - ページ 4

ページ: 4

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いとなみニ三日かほどは家の内に寝る人なく或は大寺の境 内にうつり或は洛外の川原へうつり西なる野辺につど ひて夜をあかしけるかくて三日四日過ても猶其名残 の小さき震ひ時々ありてはしめは昼夜に二十度も 有しか次第にしづまりて七八度ばかり三四度になる事 もあり然れどもけふ既に廿日あまりを経ぬれどなほ 折々すこしツヽの震ひもやまて皆人々のまどひ恐るゝ ことなり世の《ルビ:諺|コトハザ》に地震ははじめきびしく大風は中程 つよく雷は末ほど甚しといへる事をもてはしめの程の 大震はなきことゝさとしぬれとなほ婦女子小児の たぐひはいかゞとあんじわづらひていかにや〳〵と尋 ねとふ人のさはなれは旧記をしるして大震の後小 震ありて《ルビ:止|ヤマ》ざるためしを《ルビ:挙|アゲ》て人のこゝろをやすく せんと左にしるし伝る 上古より地震のありし事国史に見えたる限りは類 聚国史一百七十一の巻《ルビ:災異|サイイ》の部挙て《ルビ:詳|ツマビラカ》なり