翻刻
【右】
【記述なし】
【左】
例言
一凡人の命を守る道、くさ〳〵なるが、中にも其/旨(むね)とす
るは飲み水にして、一日も之なくては適(かな)はざるもの
なり、然(しか)はあれども其性によしあし有りて、若し日常(ふだん)
あしき水を飲めば流行病の媒(なかだち)となり、よき水飲めば
身の養となる、斯(かゝ)る人体に緊要るものなるに、其善
悪を知ることの書、世になかりけるをもて、七年前文部
少教授なりし松村矩明先生塾に在りて課業の傍(かたはら)、
あれこれの醫書の中より、飲水について心得となる
べきものゝみを抄譯(ぬきがき)し、時もあれば師の閲正(たゞし)を乞は