東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

四季漬物塩嘉言 - 翻刻

四季漬物塩嘉言 - ページ 30

ページ: 30

翻刻

【右丁】 塩出(しほだ)して銅鍋(からかねなべ)にて湯(ゆ)でれば其色(そのいろ)生(なま)のことさのみ 風味(ふうみ)もかわる事なし    蕗水漬(ふきみづづけ) 水蕗(みずふき)生(なま)にて皮(かわ)をむき葉(は)斗(ばか)りを擂鉢(すりばち)に入/塩(しほ)にてもみ 青(あを)き汁(しる)をとり蕗(ふき)は塩(しほ)にて漬(つけ)こみ右(みぎ)葉(は)の青汁(あをしる)を入て 押(おし)を置(おく)なり遣(つか)ふ節(せつ)塩出(しほだし)して煮物(にもの)に入るれば生(なま)のふきに 異(こと)ならず    漬蕨(つけわらび) わらびの和(やわら)かき所ばかりをゑらみて塩(しほ)に灰(はい)を合(あは)せて漬(つけ)る 【左丁】 なり遣(つか)ふ四五日前よりよびあくを入て水に浸し おき熱(にへ)湯をかけて庖丁す    山葵(わさび)粕漬(かすづけ) わさびを短冊(たんざく)にうちて塩にて押(おし)翌日(よくじつ)水(みづ)を切りて 粕につけ壺(つぼ)に詰て目ばりをしてたくわふ    薤三杯漬(らつきやうさんばいづけ) らつきやう一斗/塩(しほ)二升/生姜(せうが)の葉(は)大分入れて塩 おしにして圧(おし)をかけて水十分にあがり三十日ほど 立(たち)て其水をこぼししばらく水をかわかして砂糖(さとう)