翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

百鬼夜行 3巻拾遺3巻. [2] - 翻刻

百鬼夜行 3巻拾遺3巻. [2] - ページ 19

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【右ページ】    火前坊(くはぜんぼう) 鳥部山(とりべやま)の烟(けふり)たちのぼりて 龍門(りやうもん)原上(げんしやう)に骨(ほね)をうづまんと              する 三 昧(まい)の地(ち)よりあやしき形(かたち)の出たれば         くはぜん坊(ばう)と名付(なづけ)たるならん 【左ページ】    蓑火(みのひ) 田舎道(いなかみち)などに      よな〳〵  火(ひ)のみゆるは多(おほ)くは   狐火(きつねび)なり    この雨(あめ)にきる       たみのゝ嶋(しま)と   よみし蓑(みの)より  火(ひ)の出(いで)しは     陰中(いんちう)の陽気(やうき)か   又は耕作(こうさく)に苦(くるし)める    百姓(ひやくせう)の臑(すね)の火     なるべ        し