翻刻
【右ページ】
羅城門鬼(らせうもんのおに)
□□□
□□□せんを
□□一句□□
□□□気 暮(くれて)風(かぜ)
□□□と□…
□□□□□□に後(のち)渡辺綱(わたなべのつな)がため□
□□□□れからきめ見たるもこの鬼 神(しん)にや
【以下は別資料を見て翻刻。解像度が低すぎてよめない:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/95/SekienRashomon-no-oni.jpg 】
羅城門鬼(らせうもんのおに)
都良香(とりやうかう)
らせうもんを
過て一 句(く)を吟(ぎん)
じて□気(き)霽(はれては) 風(かぜ)
梳(しんりうの)_二新柳髪(かみをけづる)_一とその時
鬼神(きしん)一 句(く)をつぎていはく
氷消波洗(こほりきへてはなみ)_二旧苔鬚(きうたいのひげをあらふ)_一と後(のち)渡辺綱(わたなべのつな)がために
腕(うで)をきられからきめ見たるもこの鬼神(きしん)にや
【左ページ】
夜啼石(よなきのいし)
遠州(ゑんしう)佐夜(さよ)の中山にあり
むかし孕婦(はらめるおんな)この所にて
盗賊(とうぞく)のために害(がい)せられ
子(こ)は胎胞(たいはう)の内に恙(つゝが)なく
幸(さいはゐ)に生長(せいちやう)してその
讐(あた)を報(むくひ)しとかや