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コレクション: 春画資料

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (2) - ページ 13

ページ: 13

翻刻

/取(とり)むかゆる人もなく十八の/年(とし)まで/縁(えん)もなし/親(おや)も/是(これ)を/憂(うき)ことにおもひ 人々にもたのみ/明暮苦(あけくれく)にやみて/神(かみ)いのりのみしける/折節(おりふし)もの/詣(まうで)の/帰(かへ)る さに/大勢(おゝぜい)ひとの/嫁(よめ)むすめうちつれ/通(とほ)りしにゆき/合(あひ)ぬあの/先(さき)より 三/番目(ばんめ)の/娘(むすめ)はたれやらんと友にたづねしにあれこそ/彼名(かのな)取のたわけ よトおしへけるかく/云(いひ)たれどもそのおもかげ/美(うつく)しくわすれがたかりけるゆへ /其夜朋友(そのよほうゆう)の/方(かた)へまかりて/今日見(けふみ)しおもかげ/何(なに)ほど/云(いひ)こなされても/忘(わす)れ がたしあの/容貌(きりやう)にてはたとへたわけにてもくるしからずまして人のいふ ほどにはよもあるまじといへばかの/友聞(ともきい)て/扨(さて)はまことに/執心(しうしん)なるや/云(いは)るゝ ごとくたわけ〳〵と人/毎(ごと)に云けなせど/手前(てまへ)かき人の/子(こ)なれば/誰(だれ)もしか とは/知(し)らず/実(げ)にや人の/云(いふ)ほどにはなきものなりさいはひなるかなその /方呼(ほうよび)むかへ給はゞ/兼々(かねがね)の/仕度(したく)のうへ/少々(せう〳〵)は/持参(ぢさん)もするやう/我等肝煎(われらきもいり)