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コレクション: 春画資料

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (2) - ページ 19

ページ: 19

翻刻

/古郷(こごう)をはなれし/身(み)の/焼(やけ)ど/火(ひ)にこりずとかやそれ/肝煎(きもいり)て給へと/伯父(おぢ)を /親分(おやぶん)にたのみてやつて/能表店借(よきおもてだなかり)て/取(とり)むかへける/実(げ)にや/聞(きゝ)しにまさり て/色(いろ)よき女なりとしは/二十才(はたち)との事にて/利発(りはつ)にあまりける/者(もの)ゆへ/世(よ) には/掘出(ほりだ)しもあるものかなトよろこび/浅(あさ)からずかたらひけるかの/所(ところ)も たぐひなくて/一物(いちもつ)を/吸(す)ふやうに/覚(おぼ)へ/気(き)のゆくときはたへがたきよでに よきものなればひとしほ/愛(あい)まさりて/又(また)なきものに/思(おも)ひぬしかるに /此大屋(このおほや)のひとり/息子(むすこ)としごろ廿五六に/見(み)へけるが/妻(つま)にはなれ さびしき/折(をり)のゆへにや/我女房(わがにようぼう)に/首(くび)たけうち/込(こみ)たる/風情(ふせい)なるが/某(それがし)も /伯父(おぢ)の/二番息子(にはんむすこ)そのころ十八になるを/子(こ)にもらひ/商(あきな )ひ/相手(あいて)にしけるとの ものに/心(こゝろ)をつけてあやしき事あるや/我(わが)るすよくせしにト/云(いひ)ふくめけるに いつのほどに/出来(いでき)し事なるにやそれがしとまりがけの/商(あきな)ひに/出(いで)ける/夜(よ)