翻刻
それより鬼市はしんぞうに
起請をかゝせなんでも
女ぼうになんだいをいひかけ
りべつせんとおもひ
つきしがさすが鬼じんに
おうどうなし
にてとがもない
女ほうを
でゝゆけとも
いわれまいと
いら〳〵と
くふうを
く【こ?】らし
ものおもひ
すがた
にてかへる
おのれは何がふそくで此
やうなこわいめしをおれにくわせる
そしてとうなすにまくろの【とうなす(南瓜)にマグロの】
にもの【煮物】これがくわれるものか
もふかんにんならぬでゝ
うせおろう
こなたはきがちがつたの
めしのこはいもとうなす【芋、とうなす】
もつね〳〵こなたのこのみ
のこんだでそれに
ひきかへけさの
はらたちかてんが
ゆかぬたつて
よくはおやぶん
をよんでひき
わたしや
これ鬼の
女ほうの
きじんのていなり【「おにの女房に鬼神」】
これさ〳〵かみさんおまへのが
もつともじやいかにおかみじや【おとこだ?】
とてあんまりなむりの
いひやうわしがしり
もちだ