翻刻
【右丁】
●角ヲ解ス法
角ヲ切蓋有之器ニ入右の中江水を入置なめくじヲ入
蓋をしかといたし置候得者解ル叓妙なり
●青角の法 今村氏口傳
角ヲ彫上ケ緑青壱匁五分 タンパン同 生ミヤウバン五分
水 右銅鍋ニて煑尤水酢ともニ追々さす酢少入ル
○チヤン油幷シヤウヘイト同
ヱの油壱升 ミツタ草弐拾目 古錢六文
右三品入レ何も𤋎申候尤炭火ニて藁みごヲ入油ヲ付
水中へたらし入て見其たらし物丸ク成時分藁みごの
ほき〳〵折候も相圖よしと知べし
【左丁】
○石江文字を書落ス法
きせるのやにヲ墨ニ摺交ゼ是にて文字ヲ書せゝなぎへ日数
六十日入置テ後取出し見る文字石ニ染込洗テもすりても
決而不落物なり
●鮑貝の内江絵歟又ハ文書ヲ認メ鮑の穴ヲ能ツメふさぎ
酢ヲ沢山入壱ケ月斗過て酢ヲ捨貝ニ書たるセシメうるしヲ
おとし見べし
●人形の繪の眼ヨリ光リ出法
胡粉江 蠧(シミ)是ハ本類又ハ紙類江 是ヲ摺交セ彩色スル也
自然とわく箔虫也
咒【朱】●鼠通穴ヲ止ル法
蒟蒻玉ヲ入置テ吉又蓮の莖ヲ入ルモ吉又其外カミたる所ニハ
雄黄ヲぬる又甘艸ヲぬるも大ニよし