翻刻
【右丁】
くじきニも吉由
湯嶋天神男坂ゟ御成道江出ル辺ニ而
本因坊隣か御籏本屋敷長家より
出ス丸薬一包代百文の由 植村平右衛門之弟
藤次郎殿傳授也
料【朱】●浅草のり貯ふ法 又方石しやうの根ト水引草の
黄色成花ヲ指込もよし
ふらそこニ而も只の箱ニ而も宜候間米ヲ能いりて
此米ニ而右海苔を能まきてうづめ置べし
尤風いらぬよふニいたすべし是傳也
●馬のいき相の薬人ニも用る吉 岩尾次郎右衛門殿家傳
梅の肉 黒砂 人参 右三味能すりまぜ
吞すべし是妙薬也
【左丁】
●切レ類江金銀箔置やう法
姫のり ふのり 當分ニ入 しやうがのしほり汁ニ而
能クとき是ニ而附るべし傳也 但ちりめん斗へハ
右箔置たる裏
の所江斗裏のり
いたし候
●うんのまじない
毎月 辛(かのとの)土にあたる日ニ家の内西ニあたる
所の土を取て紙ニつゝミ封置てしん〴〵
すれバ三ケ年の内にうんをひらく事
うだか【たが】ひなし又右の土をむじん場へ
持行時ハあたるなり
●ひゞ薬 文化十一戌年十月下旬
四谷右兵衛丁小普請奥田主馬支配
大岡治兵衛殿傳授也
もつやく 丁子 酒ニ漬置付而吉