翻刻
【右丁】
料【朱】●くづあんねりやう あわ雪みせの傳也
何成とも一器ニ 葛壱盃 酒ハ弐ツ
正ゆは三ツ 水は四ツ 但入物ハ猪口ニ而も
茶わんニ而も升ニ而も分料ハ
同事
右酒醤油水ヲ一所ニ入是江葛を入能々
かきまぜ夫ゟ火ニかけて煉る也
但よくねれたる時夫ゟハ湯せんニかけ置べし
何時迄置ても堅ク成る事なし
●せんき幷
疾邪拂薬
やくもふそう にんどう 右當分ニして
せんじ用る
【左丁】
●腰足痛テ不叶ニ妙薬 かさニも妙薬也
せんきにもよし
ひきがいるヲ皮ヲむき股の所斗取り正ゆ
付燒ニして弐三疋ヲ食ス其風味きじ
燒鳥ニ不違匂ひも同し是ハ文化年中比
御目付高井山城守殿家来是ヲ給テ治ス
其外ニも平愈せし人多シ妙薬なり
但蟇蛙の大ク腹赤キヲがまといふ都而
蟇の類ニ毒なし又かさの妙薬ニハ
ひきヲ丸ニ而ゆでぞうふともニ食ス也
●痔の妙薬 又方五月五日朝日の出前に田の水ヲ
取て付る妙也
亀ヲ煑テ給テ吉七度程給る時ハ厳敷直る也
尤身斗ニ而吉