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さるはまいばん
乙ひめが方へ
かよへどもけふも
しまひあすも
やくそくといつて
ちよつとかほを
見る事もなら
ずこれはがつてん
のゆかぬ事と
いろ〴〵くふう
をめぐらしわかい
ものゝくらげに
○印【金銭】をねぶらせ
どつこいと
せうちさせて
乙ひめがやうすを
きけばくらげは
たちまち金に
めがくれこのころ
乙ひめはうらしまと
いふいろきやくが
できちうや
あげづめなりと
いろ〳〵に
おふをしつけて【大おしつけで?】
わざときを
もたせる
〽ようごせへやす
わたしがのみこ
みやしたこんやは
むしをこらへ
てはつめう
だいと【初名代と】
なされまし
おまへもさる
きやく人た
ものを
〽おれも
さる
お方
さま
と
いつ
てはすまふばて【相撲場で】
とをつたものだてめへはたらきしだ
いでせんじゆのちや屋くらいはかつて
やるはなどゝあとの手を引
かけ
て
おく
今時
の山
だし【田舎から出てきたばかりの者】
には
ゆだんがなる
ものしやァねへ
【初名代:一人の遊女に二人以上の客から指名がかかった時に、新造(若手の遊女)が代理でどちらかの客の相手をすることを名代と言う。初名代は始めて名代を務める事だろうか。挿し絵中央の娘は「蜆」とあるので禿から新造になったばかりのおぼこのはず。コマ7参照】