翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

竜宮苦界玉手箱 : 3巻 - 翻刻

竜宮苦界玉手箱 : 3巻 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

さるはたこにひかれ ゆめぢをたどる ごとくにてはやかへりの きやくのあと またあたゝまりの あるとこのうちへ 引づりこまれ おにのくひを とつたるごとく たかひにうそを つき合てすでに ちん〳〵かもの はねをならべんと する所へかねて いひあはせたる 事なれば おとひめは さるをたつねる ふりをして たこのさん ねなんしたかへと いひながら だしぬけに びやうぶを あけられさるは きやうけんを かゝれしとは ゆめにもしらす いきゝもをぬか れてきましめに成 さればりうぐうの おとひめはさるの いきゝもをとりし といふ事も またくらげが ないつうして あめがふつて きたかゆへ いきゝもを ほしてきしと さるがかなしみ しといふも 此いんゑんと しられたり あめにふられ たるにてはなく 女郎にふられて いきゝもを ぬかれしなり 〽此ほんはいんゑんは たくさんある 大かたさくしやが いんゑんさくぎ【さゝぎ?】た        ろう 【さゝぎならば鳥の名前、詐欺とかけた洒落か。さくぎならば作戯で遊びのこと。】 〽いろ男のてん はつは【てんばつは=顛末は】かういふ ものだろうこた つのあとでも あるなかはいり たいアヽあな ほしや あなしや 〳〵【穴が合ったら入りたいと言っているらしい】 【たこのの台詞】 〽ヲヤ ばから しい とうせう のう【。】わつ ちやァ いきて おるき ではおさ んせん【台詞ここまで】 とは こいつ おへ ない ての ある やつ なり 【乙姫】 〽ヲヤおたのしみでおつす  わるひ所へまいりんした  たこのさんおたのみ申  いすすいぶんかわいがつて  やりなんしなどゝ  乙ひめそろ〳〵まわたで     くびをしめる