翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

竜宮苦界玉手箱 : 3巻 - 翻刻

竜宮苦界玉手箱 : 3巻 - ページ 22

ページ: 22

翻刻

りうくうのたのしみもはてはしやつ きんのふちにはまる三百年の たのしみも一時のかなしみにかへて みればもしろくもなん ともなしとあきらめうらしま今は身を なげんとかくごをきはめすてにかうよ?と みへたる所にごヲんとひゞくいりあいのかねに おとろきあたりをみればやつぱりまつさきの おばが内なりうらしまはじめてさとりの まなこを さまし 盧生(ろせい)は あはのめしいつはいに 五十ねんのゑいくわを きはめわれは三ばいの なめしに三百五十よ ねんのゑいくわを きはめるまことに しあうかいはゆめのごとし されば身におうしざる たのしみをもとむるは おのをさかてにもつて木を うつごとしもしゆめにあら ずんばよしなき命をうし なふべしとこれよりいろと さけとの二つをいましめ いつしんにかせぎければ たちまち千両のぶけんとなり 三百五十ねんの三の字をとつて 百五十歳まて長命して きんねんくさそうしに ないほどのめでたきはるをむかへける【別資料で確認】 〽ナントあくびをした かほは長命の相と【別資料で確認】  みへませうこの くさそうしをごろう  しる子どもしゆ   このおぢいにあや    かつて三百年    も長いきを     なされや    なんと     めでた      かろふが 曲亭馬琴作