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コレクション: STAGE1

諸國大地震年代記 末代噺種 - 翻刻

諸國大地震年代記 末代噺種 - ページ 18

ページ: 18

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《割書:地震|津波》やなぎだる 【上段】 地(ぢ)しんとは治(おさま)る     身(み)よと儒者(じゆしや)祝(いは)ひ 風呂屋(ふろや)からふりで    かけ出(だ)す大地震(おほぢしん) 昆布巻(こぶまき)をぢしん    みまひにしやれてやり 雲(くも)ゆきの沙汰(さた)は    ぢしんのゆつた後(あと) 晴雨考(せいうかう)を地(ぢ)しん入(いり)かと            とふて買(かい) 飛脚屋(ひきやくや)と   本屋(ほんや)の門(かど)に人(ひと)だかり 病(やま)ひ雨(あめ)旱(ひでり)      大 風(かぜ)和(わ)怪(け)我(が)なし 気(き)がぬけて  津なみ深みをウヽロうろ 大黒(たいこく)で止(とま)り        戎(ゑびす)は御安心(ごあんしん) 水(みづ)あげもせぬ     新造(しんざう)の舩(ふね)がわれ おぼれ死(じ)に       三 途(づ)の川(かは)を又 案(あん)じ 地震(ぢしん)さへ   いはんや津波(つなみ)においてをや 【下段】 流(なが)れの身(み)とは     つなみのぴんしよ舩(ぶね) 藍色(あいいろ)もわかぬ    紺屋(こんや)の大地(おほぢ)しん 焼接屋(やきつきや)の    しごと地(ぢ)しんで跡(あと)もどり 地震(ぢしん)から菱屋(ひしや)の         借屋(しやくや)かり人(て)なし 津波(つなみ)さまと    いひそふな舩大工(ふなだいく) 仮小屋(かりごや)て地(ぢ)しん     ゆらする若女夫(わかめをと) 世直(よなを)りと   産屋(さんや)震(ふる)ひ〳〵いひ 身上(しんしやう)のゆかみ    ぢしんで人(ひと)に見(み)せ 四五日(しごにち)は    大工(だいく)の建(たて)ぬ家(いへ)に住(す)み ソリヤ震(ゆる)と仮小屋(かりごや)      からも飛(とん)で出(いで) 地蔵会(ぢぞうゑ)は竹(たけ)で     ぢしんは杉丸太(すぎまるた) 地震(ぢしん)にも   ゆるがぬ御代(みよ)の御大塀(ごたいへい)