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コレクション: STAGE1

諸國大地震年代記 末代噺種 - 翻刻

諸國大地震年代記 末代噺種 - ページ 17

ページ: 17

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住吉太神宮奇妙記 摂州(せっしゅう) 住吉郡(すみよしこふり) 住吉太神宮(すみよしだいじんぐう)は専(もっは)ら海上(かいしゃう)を司(つかさと)り給ふ 御神(をんかみ)なりと信仰(しんかう)し奉るしかるに当(とう) 嘉永(かえい)七甲寅 十一月四日五日 大地震(おほぢしん)の後(ご)五日 夜(よ)に至(いた)って海上(かいじょう) 鳴動(めいどう)し津波(つなみ)おこり大坂木津川(おほさかきづがわ)を初(はじ)め堺(さかい) 尼(あま)ケ崎(さき) など荒(あれ)たりしに住吉(すみよし)の浜辺(はまべ)つなみのうれひなし 其津波(そのつなみ)の起(おこ)る時(とき)に 当(あた)つて本社(ほんしや)のとびら おびたゝしき音(おと)して 開(ひら)けしかば此浜手(このはまて)へ打(うち) 来(く)る津波(つなみ) 忽(たちま)ち避(さけ)て 静(しづ)かになりしと又(また) 不思(ふし) 議(ぎ)なるは神馬(じんめ)藻(も)を被(かづ)き 居(ゐ)たりと斯(かく)神徳(しんとく)あらた なれば信仰(しんかう) 日頃(ひごろ)に増(まし)て 参詣(さんけい)の人(ひと) 引(ひき)も切(き)らず