みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

諸國大地震年代記 末代噺種 - 翻刻

諸國大地震年代記 末代噺種 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

地震のはなし さるあはてものが大地震(おほぢしん)の節(せつ) 大道(だいだう)に仮家(かりや)を しつらひヤレ〳〵|困(こま)つた事(こと)じや昔(むかし)の王(わう)さまも 木(き)の丸(まる)とやらいふ所(ところ)にはむしろを敷(しい)て御(お)やすみ なされたそふな所(ところ)でおれも一 首(しゆ)こじつけた   あきの|場(ば)の仮家(かりや)のいほりとまを吹(ふき)    わらもろともに霜(しも)にぬれつゝ  斯(か)ふやつたところは天地轉倒(てんちてんだう)じやとむだ口(くち) いふて戸口(とぐち)を引(ひき)よせ寝(ね)るところへうさんら しき男(おとこ) 何(なに)やら物(もの)ほしそふな顔(かほ)してのぞく ゆへ何(なに)ものじやと問(とふ)たれば   こぬ人をまつほのうらの     夕(ゆふ)なきにやくやもしほの           身(み)もこがれつゝ  落   〽人(ひと)の物(もの)に定家(ていか) 卿(きやう)として