翻刻
【右丁】
けるを。ほねしやりかうへどもを。ぬすみとり
のち〳〵は。はりつけはしらを。やうじきほど
つゝけづりとりて。まもりにかけ。あまつさへ
のちは。うりかいになつて。あたいかうじきに
なるとなり
日本の出家(しゆつけ)を吉利支丹さけしむ事
それ日本の出家しうは。なんばんのふうぞくに
ちがい。だんなをへつらい名利(めうり)にふけり。ぢう
よくをかまへ。じひなくけんどんにして。かうざ
のうへにては。よくをすてよといふて。あとより
【左丁】
ひろはんとの。こゝろね。又さいはうじやうどは。七ほう
しやうごんのよそをい。さいなんやうらくの
すがた。三十二さうのかたちを。そなへをんじき
いぶくに。とぼしきことなし。一つとして。まんそく
せずといふことなしと。だんぎごとに。うけ
たまはるが。ふしんはれず。そのちしきのわつらい
たまふときは。くすりをのみ。はりをたて
きうをすへ。きはめていのちが。をしそうに
みゆるときは。これもいつはりやらんと。吉利
支丹ども。これをわらふ。げにものこぎり