翻刻
【右丁】
【絵の上部】爪哇国【ジャワ】
東南海の嶋の
うちに有則
是古しへ固闍婆
城と名つくる
所なり泉州路
より船を出し
て一月にし
ていたるへし其国冬夏のへたてなく常に
あつくして霜雪なし其地より胡椒蘇方【すおう】
をいたす武勇をもつて賞にあつかる飲食
は木葉にもりてくらふおよそあらゆる虫
のたくひみな是をにて食す男死する時
は其妻十日を過して又人めとつる
【左丁】
【右絵の上部】擺里荒国
其国北海に近
し風俗また
たつたん国に同
し応天府
より行事
六ケ月にして
いたる
【左絵の上部】後眼国
其国人うしろの
かたうなしに一目
有国のありさま
たつたん国に同
昔良河の人此
国に行てたち
まちに此人を見
て大きにおそれ
たり