翻刻
【右丁】
人みなおそれて死すとなり
【絵の上部】斯伽里野国
芦眉国に
ちかし山の上
に穴あり四
季のうち火
のもえいつる
事常なり
国人大石を其
穴の内になけいるゝにしはらくのうちにみな
やけくたく五年に一たひつゝ火もへあかり
て家もはやしも石もともに火にや
【左丁】
かれ人みな死すといふ
【絵の上部】崑崘層期
此国西南海の
ほとりにあり此
嶋の上に大鵬
と云鳥有此
鳥のとふ時は
両のつはさ
九万里なり
よく駱駝の馬をくらふむかし人其鳥の羽をひ
ろふて其茎をもつて水桶につくるよし又
野人有身くろき事うるしのことし他国の
商人のために奴となりてあきなふ