翻刻
【右丁】
付て虫落民といふ
【絵の上部】婆羅国
此国人男女共に
かたなをおひて
道をゆく又人と
ちなみしたし
ます人をころし
て他国には
しり丗日を
すくれは其とかをかうふらす他国の人其妻をぬ
すむ事あれはわか妻かたちすくれて人のた
めに愛せらるゝと云て其おとこをころし其
女をむかへて是をやしなふたかふことあれは皆
【左丁】
ころすをもつて国風とす
【絵の上部】沙弼茶
此国昔より
このかた人のい
たる事なし
たゝ聖人沮(?)
葛尼と云人
のみ此国に渡
りて文字を
をしへらる其国は西荒のきわまりにして
日輪西に入時日のめくるこゑいかつちのひゝく
かことし国王常に城の上に数千人をあつめ
てかくを吹かねを鳴らし太鼓を打ちて日のめ
くるこゑにまきらかすしからされは小覧夫