翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

年中行状記 : 2巻 - 翻刻

年中行状記 : 2巻 - ページ 11

ページ: 11

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【右頁上段】 七月になるとしんだはけものがみなゆうれいになつてこきやうへ かへるこのせかいにてはゆうれいがこわくもなんともないゆへ こどもまでもうれしがりぢいさんや ばアさんが又きなすつたみやげを くんねへとちこくから くるものをてらまいり でもして かへつた やうに 思つている だん〳〵の せんぞより のこらず 此七月には かへりきたりて まご【孫】ひこ【曽孫】までも 打そろうて たがひにぶじを ことぶ【寿】きむつ ましきありさま 人間よりはやさしく しほらしきていなり 又やうれいももとが ばけものゆへいつ までもちう【宙】に ふらりとまよつて いるのをうれしかる ほとけになるを 【左頁上段】 いやがるてやいなれは それそうをうの おにかぼうすのやくにて ねんふつ をやり たな きやうに あるく 〽うりや なすびが うし馬に ばけ て ゆ う れ いを のせ て きたる さり とは て う ほう【重宝】な  事  なり 【右頁下段】 〽おにもねんぶつのか【以下文字無】 ほうがてうをもつ【以下文字無】  せしめてくる   くめんば【以下文字無】    してい【以下文字無】     しん【以下文字無】    うかま【以下文字無】     いるが【以下文字無】      かつ【以下文字無】       そう【以下文字無】 【右頁中段】 〽庄やどのゝ  もうしや【亡者】は  いつでも   大ぜいで  にぎ   やかだ 〽これは おはやう  こざり   ました 【左頁中段】 〽みな相そろふて   かわる事も   こさらぬか 【左頁下段】 〽アヽ  も  ちつ  と  しや  はやく  そう  めんに  あり   つき  ま   せふ