翻刻
いつたいばけものはとんだ
正じきなものにてばけの
かはをあらはさぬが
此なかまのてがらなれば
ものまへせつき
などにも
尾をたすと
いふ事は
けつしてなく
たとへくふものは
くわずともかりた
ものはしらきてう
めんにはらひこと
さらごく月の大せつきは
はれのせつきにてとこもとゞこをりなく
ちやん〳〵とはらひをするばけもの
とてみなもちまる【持丸=大金持ち】にてはなけれども
へいぜいついへな事をせず身ぶんにすぎたる
おごりをせぬゆへなりましてせけんの
はけものさまがたこの手合のねを
なさるがようござりますそうさへ
すれはいつでもめでたい〳〵