翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

年中行状記 : 2巻 - 翻刻

年中行状記 : 2巻 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

【右頁上段】 かほみせはひるの 内にて とし よりの やくしやが わか 女かた にばけ いろ男 にばける みな おしろい 入らずに【=要らずに】 じゆうに ばけて みせるは 同じ ばけ ものゝ 内でも 又やくしやに なる ばけ ものは べつな ものにて いつも 大入 大はやり    なり 【右頁中段】 〽やくしやは   ぶたいと   ぢかほは【地顔は】   とんだ   ちがひ    やす  なるほど  ばけ   もの    だね 〽もしとんだ   ちやがまが    やくわん【=やかん】にはける     ところがきつひ      ひやうばんさ 【右頁下段】 〽むかふからくるは   こんにやくの    ゆうれいに     なつた 〽女がた    じや   なる    ほと   うつく    しい 【左頁上段】 〽ばけ女がたあか山とみ三郎【中山富三郎のもじり】  とうじやうし【道成寺】のめいじんなり  しかしこのせかいにてはじや【蛇】に   なつたところばかりする    ゆへおもしろくも        なんともなし 〽てんぐさんは  ことしも  まばら   さきに   いなり     さ 〽あのたぬきめは娘の 聟だと見へるが あのばじめが【?】 気があるかの   おれとは 気が有そう   な物だに 【左頁下段】 〽ことしはにしの  うみから 下りやくしやが  でへふ【だいぶ】あると    いふ事だ