翻刻
新ぱん なぞ〳〵 合
永しま 福太郎 作
青盛どう はん
【蔵書印 : 東京学芸大学蔵書】
【見たままの改行ではなく読みやすいよう一枠内を一行にして入力し、縦三枠分をひとつのなぞかけとしてまとめています。】
まけくじとかけて
ねごにかんふくろととく
心はだん〴〵あとじさり
【負け公事 : 訴訟に負ける事ヵ】
【猫に紙袋 : 童謡の山寺の和尚さんに出てくる毬の代わりに袋に入れて蹴られた猫の事ヵ】
ヵ
日と月が一処に出るとかけて
けいあん太平記ととく
心はちうやのさはぎ
【慶安太平記 : 由井正雪の乱を扱った歌舞伎や講談ヵ】
【由井正雪の乱の首謀者の一人の丸橋忠弥と昼夜がかけてあるヵ】
原告のつよいさいばんとかけて
九州のさはぎととく
心は四こくがあぶない
【九州の騒ぎ : 明治六年の西南戦争ヵ】
【裁判の被告(江戸の発音では しこく?)と九州の動乱が四国に飛び火することがかけてあるヵ】
目のつぶれたはかりととく 【かけて の間違いヵ】
女郎の夫婦やくそくととく
心は あてにはならない
【目のつぶれた : 目盛りがすり減って読めない棹秤ヵ】