茨城大学図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: 大高氏記録

巻1 無題(日記帳) - 翻刻

巻1 無題(日記帳) - ページ 145

ページ: 145

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 才長刀目方拾一〆目  酒井雅樂頭様播州姫路御家中秋元周介殿四  十才壱寸六分角強弓矢目方四十五文目  細川越中守様肥後熊本御家中溝口久太夫様  三男兵馬十八才鉄魔棒目方三十二〆目大剛  無双之少年にして此人去丑年秋堺鉄炮鍛冶  榎並某の方へ三四十〆目位鉄棒こしらへを  呉候様被申けれは亭主大きに驚きなから値  を定日限約し帰らるゝ亭主は夫ゟ鉄三束を  撰み刃鉄を鍛ひ心を尽して出来上るやかて  其日になりて彼少年被参鉄棒を見て大に悦  ひやかて左の手に携りう〳〵と打振今少し  重けれはよかりし顔色も不変静に被申しあ  り様亭主を始家内之者も一同に暁天し如何  様是は鬼神天狗の化身ならんと囁合ぬ彼少  年値を渡し外ニ祝義として金をあたへ彼鉄  棒を苦もなく引提ケ高足駄を踏なから出行  けり亭主あまり不審さに跡ゟ人をつけて見  せしむるにやかて中之嶋の藩邸へ帰られけ  る其比堺ニ而は専ら此事を申振し人々其剛