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寺ふりて雨のもり屋となりにけり
ほとけのあたをいかてふせかん 夢想国師
〇御竹蔵前武家大潰其外此辺武家町とも潰れ家多し
〇本所回向院《割書:此春正月下旬焼て|未普請ならす仮建なり》鐘楼潰れ六字名号の碑《割書:各一丈|余なり》
皆倒る《割書:地蔵堂潰れ石仏恙なし|境内水茶屋潰れる》〇尾上町川端料理屋中村屋平
吉二階家潰る《割書:此夜踊の集会にて|人多集り即死多し》仝所同商売柏屋喜八二階家半
分の余潰る《割書:この二軒は数人の集会を催す家にて風流の家造にあらす柱|尺角にて一間毎に立たり然れとも造作古くして脆し故に柱》
《割書:梁桁の類み|な折れたり》
〇高野山旅宿大徳院大破 〇一ッ目橋小損往来少しの間停る
《割書:回向院後土蔵佐渡|守殿よりも出火あり》
〇一ッ目弁財天社拝殿潰《割書:本社土蔵|壁落》境内金毘羅権現拝殿
潰石鳥居銅鳥居惣門潰れ岩屋は崩れず《割書:当時玉川|検技持也》〇御船蔵
前町よ出火此辺町屋一円潰て火起る武家地類焼多し即死
怪我人数ふへからす西光寺と初音稲荷社《割書:拝殿石の鳥居|二ッの内一ッ砕る》の辺
残り歯神(ハガミノ)社南都東大寺勧進所慈雲院中央寺大日堂《割書:遠|州》
《割書:秋葉山の旅宿橋場に在し遥拝の社の|を合して近年壮麗の堂を営みたり》深川八幡宮御旅所《割書:拝殿潰|木鳥居》
《割書:は火中にして|残れり》此辺一円に焼たりこのあたりより六間堀の火と
一ッになりたり夫より井上図書殿牧野鉄二郎殿木下図書
之助殿迄焼込木下氏火之見斗残る此辺焼失の外潰家多し
又武家地小役人の宅多く焼たり大橋東詰町会所建添地