翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - 翻刻

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - ページ 24

ページ: 24

翻刻

  籾蔵大破少し焼込たり 〇両国橋は春中より御普請にて未出来上らす十一月に至りて落成す 〇柳橋《割書:料理|茶屋》梅川忠兵衛宅二階共無事也其余この辺当春災後の造  作故大破の家なし 〇深川の地も本所と等しく震ふ事甚しく潰家多し随ひて出火  も多し《割書:深川の内火元十|二ヶ所といふ》焼亡の町々は《割書:左の町名深川の二字を|冠る故に一々深川と不記》  熊井町《割書:火|元》相川町中島町蛤町《割書:火|元》黒江町《割書:火|元》大島町永代寺門前町仲町  《割書:火元二|ヶ所》同山本町《割書:火|元》同仲町《割書:火|元》伊勢崎町《割書:火|元》伊勢崎町続久世大和守殿中屋敷  潰れ斗同続松平美濃守殿下屋敷焼込亀久町《割書:火|元》冨吉町三間町  西町諸町元町常盤町壱丁目弐丁目六間堀町《割書:火元|二ヶ所》八名川町森下町《割書:火|元》  《割書:二ヶ所半焼|半潰残》森下町つゝき小笠原佐渡守殿下屋敷辺半焼六間堀  続井上河内守殿太田備中守殿御下屋敷相川町御船手久保勘次郎  組水主同心組屋敷焼込同所続小部式部殿下屋敷焼失其余組  屋敷小役人寒士の弟宅等潰家より出火亦類焼多し黒江町西  念寺冨吉町正源寺焼亡六間堀神明宮火中にして本社拝殿とも  恙なし《割書:一鳥居焼|二鳥居残》 〇永代寺八幡宮無別条《割書:本社修復|去年成就》別当永代寺大凡潰る《割書:普請尤|古し》境  内には額堂《割書:京の南岳源巌か僕ノ幹信市人の跨をくゝるの図は幸に|破損せすして本坊に収るより其余はよしと見る額もなかりし》弁才  天社鐘楼太子堂宿祢社手水屋等潰たり六地蔵の一軀《割書:地蔵坊【土偏には見えないが他の所で「地蔵坊」の語が出てくるので「坊」で良いかと思います】|建立》  恙なし一の鳥居《割書:等|也》焼る門前石の鳥居左柱全く右の方折れる門