翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - 翻刻

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - ページ 43

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【右丁】  仝八丁目 仝九丁目 桜木町  又廿五日再度願出し町々は浅草材木町 山谷浅草町 新鳥越町  芝田町等なりしかこれも願ひかなはす  茶屋にこの仮宅は浅草河岸のなだれ【山や川岸などの傾斜面、傾斜地 に造りかけて夏の夜は燈火の  光り水面に映し一入の壮観なりしか弘化の時には御成の時川中より  見え其外取しまり宜しからすとて止給ひ娼家の二階すら水面の見  えさるやうに作りしかこの度は昔の如くなたれの河辺へ作り営み度  よし願ひ申けるが改て御下知に及れすおのがまゝ次第に作りたり 〇十月廿三日暁七時神田佐柄木町通西御書院番川崎辰之助殿ゟ  出火類焼なし 【左丁】 〇十一月廿四日暮時過紅葉山御構内詰所焼亡十二月二日切支丹坂出火 〇十二月七日夕七時ゟ雪降出し些く積る小屋掛野宿の者苦しめり  《割書:場末に限らす未|野宿の者多し》 〇同九日子刻八丁堀水谷町壱丁目よ【「り」が脱落カ】出火長壱丁十間幅平均五十間と云々 〇同十七日十八日浅草市参詣甚多し《割書:両日駒形川ますと雁なべの見せ|商ひて弐百七十両余と云々》 〇同廿日大雪降る積り尺に滿つ神田の市詣人少し 〇管見【狭い見識】をもておしきはむる【「推し究める」=調査する】人常にいひけるは江戸は大なる地震  なし其故は追年堀抜井所々にあり又神田多摩川の両上水地下  に樋ありて地気自ら漏る故なりと語りけるかこのたひの大地震に  口をつくみたり