翻刻
【右丁】
【右上囲み内の影絵】
みだりに
人をほむる人
かけゑは
かならず
したをいだして
わらふ
【影絵の解説】
ほめられてよるこぶ人は
人のじやうといゝながらめの
まへてほむる人かならずかげ
ではわらふものなりほめらるゝ
ともかならずほこる【誇る】べからず
わかげいにほこる人はめいじん
になりかたし此かげゑを
見て人のはくじやうを
しるべし
【中段】
乁てんかのさい
ぶつと申は
わかたんな
の事で
こさる
【下段】
わかだんなのおきよう【お器用?】にはおそれいり
ましたゑ【絵】は一てう【英一蝶ヵ】もふでをなげて
にげ しよ【書】はかうたく【細井広沢ヵ】もすみを
ちらしてしりぞきます
いやはやみやう〳〵
【左丁】
【上段】
乁これさふたりの
のしうかこ代【二人の衆、駕籠代ヵ】
は一両づゝじや
あすもきて
ほめて
くりやれ
【下段】
しかし一てふや
かうたくと
どうじつに
ろんぜられては
ちとあやまる