翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

児訓影絵喩 3巻 - 翻刻

児訓影絵喩 3巻 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

【右丁】 【右上囲み内の影絵】 大功(たいこう)を たつる 人の かげゑ かんにん ふくろ うつる 【影絵の解説】 人たるものは 一 生(しやう)を無事(ぶじ)に くらすは かんにんが せんいちなり かんにん 五両まけて三両と ことわざにはもふせ とも かんにんは千 金(きん)にも かへかたき たから なり はらのたつをこら ゆるばかりを かんにんとは もふさず ばんじの事 たへしのび こらゆる は みなかんにん なり 大 星(ほし)ゆらの 介が しゆじんのたい やに たこざかなを くらひ そがのすけなりが かちはらがために あざけらるゝ 【左丁へ】 をこらゆるも みな忠孝(ちうこう)の ためのかんにんなり すこし のことをはらたちいかる人は なみ〳〵の人にて 千(せん)にんにひいて 人にうやまはるゝ人にはなりがたし されはもろこしの韓信(かんしん)がごとき 大 功(こう)をたつる人のかげゑは かならず まつ かんにんふくろの かたちうつるなり きをひが曰 乁よはひやつだ さあ おれがまたの御門を くゞりをれ 乁さて〳〵かん にんづよい 人じや 【右丁下段】 きのつをい やつだ 【左丁下段】 くゞる人曰 乁かやうの小人(せうじん)にむかつ て はらたつは むやうの こと まづ かんにん をして またを くゞり ましやう 御門