翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

親父布子鳶握 3巻 - 翻刻

親父布子鳶握 3巻 - ページ 14

ページ: 14

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喜兵へは まへにはひきかへて いなかずまいに身を こなしとんびをも へやこにおきりやうり はさかい丁【堺町】かよいの あしたましそふへ【?】 ゆくのといゝしものが 米のめしもやめて むぎめしとなり すましじるにてして やれともとんびはすましが きらいゆへとろゝしるにてくわせる ゆへとんびとろゝといふ事は此時よりはしまりける【とろろ=鳶の鳴き声】 こなたのいるで ねづみがなくて よい いなかすまいとは いへどもまちばにてむかふの うちがとうふやにて むすこのとんひかへらぬ ゆへおゝくのとんひ 来りかなしむやけのゝ きゞすよるのつる【焼け野の雉子、夜の鶴】こをおも わぬはなしこのとうふやを たつねるにはやねにとんびの いるうちといへはちかいはなし