翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

親父布子鳶握 3巻 - 翻刻

親父布子鳶握 3巻 - ページ 16

ページ: 16

翻刻

とりけだ ものとは いへとも うしは ねかい【願い】 から はなを とをす とびは はねが ほしい 〳〵 と ねかいしゆへ はねかでき喜兵へは かねがほしい〳〵と ねかいしより金が てきおもふ事も ねかはぬはそんなり とんびきん〳〵にもと のふるすへかへらんと おもひさきへたよりを したくとんひたこと いふものをはしめて こしらへじやう【状=手紙】を つけてあげ けんとんひ たこのはじ まり なり 喜兵へも くふうして ひきやくを たすも まちとふ【待ち遠】 なればやつこ たこといふ ものをこしらへ 是にしやうをつけて やりやつこをつかいに やるはよきしかふなり おやりごめんはすこし ぶゑん りよ なり 【御槍御免:長い槍は凧揚げの邪魔になるから御免だという意味。子供が凧揚げの際に言う決まり文句。たこたこあがれのようなもの。それが無遠慮だとする理由は不明】 たまを やりま せう 【だまをやる=凧が急にあがった時に糸をのばすことを言う。】