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とてもわか身にはいとまをたまひ候ていかなる
神ほとけにもきせい申もしおもひなをし候はゝ
かへり申へしとの給ひけれはもしもなくさみて
なをる事もやありなんとおほしめしともかく
もと有けりほうわうもこのよしきこしめし
てちからなしなくさみてとく〳〵かへり候へきとの
せんしなりけりさて中将は人二三人めしくし
てきやう中のかみほとけにこもりねかはくはき
こくのおにかむすめこんつ女のみやを一めみせ
給ひ候へときせい申されけるさるほとに秋も
すきふゆのはしめに成けれはやまとのかたへ
まいりてはせのくわんをんに三七日こもりてき
せいを申されけれは三七日にまんする夜すみそ
めのころもをめしたるらうそうのかせつえにす
かりて仰られけるはわれはこれ卅三しんに身
をへんしてしゆしやうのねかひをみせんと思ひ
しかともあふみの水うみ七とまて山となるは見
しかともなんちにこひをはいさしらすきこくへ
ゆく事なしこんつ女とやらんもみすおにのす
みかへ行事なれはそのむすめとやらんをみたる事
はなけれともなをもこひしくは京へのほりてくら
まへ参りひしやもんにきせひを申給へもし