翻刻
中ころの御かとをはくわんへいほうわうとそ
申けるそのころうちの大しん殿とておはしける
か御とし二十五にてけんふくしせうしやうより
中将にならせ給ひてさたひらとそ申けるよう
かん【容顔】よにすくれてわかてう【我が朝】にならひなきほとの
ひなん【美男】とそ聞えけるさる程に御かとの御おほえ
たくひなふして御身をすこしもはなし給ふ
事なかりけりあるよ中しやういつよりも心を
すましてふえをそふかれけるほうわうよりちゝ
の大しんをめしておほせけるはいつとなく中
しやうかやうに心をすましよをうきやうにおほ