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はすかたり給へと仰けれは中しやうそのときさた
ひらてんかにかくれなきひしんときこえし人々を
かすをつくしてみせ候へはたれをか心にかけさふ
らふへきさりなからいつそやのあふきを御かとより
給りてつく〳〵とみておもひ候やうはあはれにん
けんとむまれるはかやうの人を見候はゝやと思ふ
よりむねふさかり心もわつらひこれよしなき事
とおもひ候へともさら〳〵わすれ候はぬこれこそはみぬ
恋と申ものにて候らんわれなからおこかましく
おもひ候へとも心は身にもしたかひ候はすとのた
まひけれはおほいとのうちわらひ給ひまことに
わかき人そやかゝるはかなき事をおもひ給ふ物かな
こひのみちは色〳〵ありと申せともみぬこひを
めさるゝ事のいとをしやこれはそも日ほん一の
ゑしの上すかゑのくにてこゝろをつくしてかき
たる女房をみて身をいたつらになし給ふこそふし
きなれいかにこひ給ふともなにとしてかなはせ給ふ
へきそ人きゝ候てもしかるへくはおはしまさぬそ
おもひとゝまりて心をももちなをし給ふへしと
かへす〳〵けうくん申させ給へともけにもと
おもふけしきはなかりけり